「先入観は、可能を不可能にする」
新しいことを始めるとき、それについて何もわからないままで動き出すのはとても不安です。
そのため、私たちはどうしても事前に情報を集めたくなるものです。
私がサラリーマン時代の話ですが、実体験として、次のようなことがありました。
新年度に他の部署からAさんが異動してくるが、かなりの曲者らしい。
融通がきかず、我が強いみたいで、仕事がやりにくくなりそうだ。
私はその事前情報をもとに、会う前から、Aさんに曲者のレッテルを貼りました。
ですが、いざ対面してみるとどうでしょう。
物腰はとてもやわらかく、陽気で仕事熱心、仕事もはかどりました。
そう、”かなりの曲者”というのはその人にとっての曲者でした。
つまり、その人のただの主観だったのです。
これを機に、私は新しいものに取り組むとき、できる限り先入観を持たないことを決めました。
本においても、同じことが言えるのではないでしょうか。
純文学は難しいからやめておこう
タイトルや表紙がなんとなく惹かれない
そもそも、本を読むのなんて面倒だ
もしかしたら、その先入観が、皆さんの新しい世界への入り口を閉ざし、自分らしさを手に入れる妨げになっているかもしれません。
本ページを通して、皆さんが不可能を可能にし(新しい作品に出会い)、自分らしさを手に入れる手助けになってくれればと願っています。