本サイトではたくさんの作品を紹介していますが、その中で特におもしろくて読む手が止まらなかった作品をいくつか紹介します。
『愚者の毒』 宇佐美まこと 著
旧家を舞台に、複雑に絡まる過去の因縁と現在の人間関係。
不幸のどん底医にいる葉子と才色兼備の希美、二人の人生が交錯したことで運命の歯車が狂いだします。
終始重苦しいストーリー、欲望と理性の葛藤、ひたすら問いかけてくる罪と赦しでとにかく体力を消耗しますが、それ以上に面白い!
『冬雷』 遠田潤子 著
因習の残る小さな港町で、無実の罪を着せられた青年。
大切なものを奪われ、二度と戻るまいと誓った忌まわしい港町から届いた葬儀の知らせ。迷いつつも再訪した結果、予想だにしなかった恐ろしい真実と向き合うことに。
舞台の設定、人物の性格や背景、相関関係と展開の全てが重厚!
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