~あれ?うっかり言っちゃった編~

参考:巣立っていったステキ紳士たち(イメージ)

紳士になれずくすぶっている方、ぜひここで紳士スキルを手に入れて、誰もがうらやむステキ紳士を目指してほしい。

概要

ここ最近のニュースを思い出してほしい。

うっかり発言で辞職に追い込まれた政治家、謝罪会見で炎上した芸能人、軽率な発言でお小遣いを減額されたお父さん。
毎日毎日、世界中の誰かしらが、”失言” により、取り返しのつかない致命傷を負っていることに気づくことだろう。

ご存じのとおり、一度漏れ出てしまった言葉は回収できない。
それはさながらウィルスのようで、急速に拡大するとともに、周囲の空気を変な感じにしてしまう。

だからといって、うっかり発言というものは、後から気づくことがほとんどで、回避することはとても難しいのも事実である。

では、そんなときどう対処すれば良いのだろうか?
ここでは、間違った対応と理想的な対応について紹介するので、日常で困ったときは、躊躇せず活用していただきたい。

間違った対応

<ケース1>
場面は昼過ぎのオフィス、体重を気にしているみよこちゃんとの会話。

みよこ「米俵って、なんだかカッコいいですよね!」
  私「そいうえばみよこちゃん、米俵みたいでカワイイね」

このように、女性を米俵に例えるのは、大人として適切ではない。
例え会話の流れだからといえ、米俵に例えられた女性は憤慨し、なんとなく気まずい雰囲気になるからである。

<ケース2>
場面は夕方のオフィス、みよこちゃんと要領が悪い課長の会話。

 課長「えーっと、これはこっちで、あれがそっちで……」
みよこ「ホントに、課長って要領が悪いですよね」

このように、あまりにもストレートな言い方は、大人として適切ではない。
どれだけ要領がわるかったとしても、そんな言い方されたら、課長のプライドは引き裂かれ、なんとなく気まずい雰囲気になるからである。

では、それぞれのケースを理想的な対応に置き換えていく。

理想的な対応

立派な大人であるなら、次のように対応してほしい。

<ケース1>
みよこ「米俵って、なんだかカッコいいですよね!」
  私「そいうえばみよこちゃん、米俵みたいでカワイイね、いい意味で!

<ケース2>
 課長「えーっと、これはこっちで、あれがそっちで……」
みよこ「ホントに、課長って要領が悪いですよね、いい意味で!

お気づきだろうか。
いずれの会話にも、何一つ気まずさは感じられない。
そればかりか、失言後に いい意味で を投入することで相手を愉快な気持ちにさせつつ、会話も成立している。

大切なのはそう、 “いい意味で!” だったのである
このフレーズを遣えば、あらゆる場面でも失言をカバーできるのである。

「いい意味ってとういう意味だよ!」と訊き返してくる場合も想定されるが、その時は聞こえないふりをしてやり過ごせば良い

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