紳士(しんし)・・・・・・品格があって礼儀正しい男子
「紳士」、それは誰しもが憧れてやまない大人界の頂点、最上級のステータス(たぶん)
紳士は英語で「gentleman」と言い、品行が正しく、礼儀に厚く、学徳の高い男性を指す言葉である。
つまり何が言いたいのかというと、上流社会の人、財産や地位のある人に限らず、性行が正しくて礼儀に厚く、学徳と気品を備えさえすれば、誰にでも紳士と呼ばれるチャンスがあるというわけだ。
そんなチャンスが有りながら、皆さんは紳士と呼ばれることを諦めていないだろうか?
呼ばれないことを、わがままバディやがさつな性格のせいにしていやしないだろうか?
ここには、少しでも紳士に近づくためのワザを載せてある。
ここで学び、紳士として巣立っていった人数は、累計で約3,000人にもなる(2024年独自調査より)

紳士になれずくすぶっている方、ぜひここで紳士スキルを手に入れて、誰もがうらやむステキ紳士を目指してほしい。
概要
ここ最近のニュースを思い出してほしい。
うっかり発言で辞職に追い込まれた政治家、謝罪会見で炎上した芸能人、軽率な発言でお小遣いを減額されたお父さん。
毎日毎日、世界中の誰かしらが、”失言” により、取り返しのつかない致命傷を負っていることに気づくことだろう。
ご存じのとおり、一度漏れ出てしまった言葉は回収できない。
それはさながらウィルスのようで、急速に拡大するとともに、周囲の空気を変な感じにしてしまう。
だからといって、うっかり発言というものは、後から気づくことがほとんどで、回避することはとても難しいのも事実である。
では、そんなときどう対処すれば良いのだろうか?
ここでは、間違った対応と理想的な対応について紹介するので、日常で困ったときは、躊躇せず活用していただきたい。
間違った対応
<ケース1>
場面は昼過ぎのオフィス、体重を気にしているみよこちゃんとの会話。
みよこ「米俵って、なんだかカッコいいですよね!」
私「そいうえばみよこちゃん、米俵みたいでカワイイね」
このように、女性を米俵に例えるのは、大人として適切ではない。
例え会話の流れだからといえ、米俵に例えられた女性は憤慨し、なんとなく気まずい雰囲気になるからである。

<ケース2>
場面は夕方のオフィス、みよこちゃんと要領が悪い課長の会話。
課長「えーっと、これはこっちで、あれがそっちで……」
みよこ「ホントに、課長って要領が悪いですよね」
このように、あまりにもストレートな言い方は、大人として適切ではない。
どれだけ要領がわるかったとしても、そんな言い方されたら、課長のプライドは引き裂かれ、なんとなく気まずい雰囲気になるからである。
では、それぞれのケースを理想的な対応に置き換えていく。
理想的な対応
立派な大人であるなら、次のように対応してほしい。
<ケース1>
みよこ「米俵って、なんだかカッコいいですよね!」
私「そいうえばみよこちゃん、米俵みたいでカワイイね、いい意味で!」
<ケース2>
課長「えーっと、これはこっちで、あれがそっちで……」
みよこ「ホントに、課長って要領が悪いですよね、いい意味で!」
お気づきだろうか。
いずれの会話にも、何一つ気まずさは感じられない。
そればかりか、失言後に ”いい意味で” を投入することで相手を愉快な気持ちにさせつつ、会話も成立している。
大切なのはそう、 “いい意味で!” だったのである。
このフレーズを遣えば、あらゆる場面でも失言をカバーできるのである。
「いい意味ってとういう意味だよ!」と訊き返してくる場合も想定されるが、その時は聞こえないふりをしてやり過ごせば良い。
大切なのは、失言を挽回することではない。
相手を愉快にさせてその場を乗り切ることである。
みよこちゃん、ホントは米俵好きかもしれないし。
読者がこのスキルを修得し、少しでも紳士に近づくことを願うばかりである。

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